Hozoin-ryu sojutsu, the art of the spear

令和5年春日若宮「おん祭:登大路」で演武しました①

国指定重要無形民俗文化財春日若宮「おん祭」は、保延2(1136)年五穀豊穣、万民安楽を
祈り大和一国を挙げて盛大に執り行われ、途切れることなく執行されて、880 有余年を迎え
る奈良県最大の祭りです。
 宝蔵院流槍術は興福寺・春日大社のご縁で、平成3 年以来三十余年に亘ってこの「おん祭」
にコロナ禍・雨天等による中止を除いて毎年参加し、今年も「影向の松(ようごうのまつ)」
前にて演武を奉納させていただきます。
 「影向の松」は能舞台に描かれている松で、神がこの松枝に座られたとされ、当日はこの松
前で様々な芸能などが奉納されます。これを「松の下式(まつのしたしき)」といいます。
平成27 年よりこの「おん祭」に先立つ、「登大路演武」にも出場することになりました。
 昨年まではコロナ禍・雨天において中断しておりましたが、4年ぶりの奉納演武となり、今回は柳生新陰流兵法様との合同演武となりました。

まずは、毎回お世話になっている旅館「大仏館」で準備をして、「登大路」に移動して順番を待ちます。

柳生新陰流に続き、お祓いを受けて演武の開始です。

②に続きます