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宝蔵院流槍術の特徴は、図にも示した「円錐・入身・鎌」の3本柱にあります。当流は、他の槍術に比べ「細く・短い」槍を遣います。そのため、「円錐の理」を使い、相手の攻撃をはじくのではなく、円錐を使って受け流し、それと同時に入身を使って間を詰めていく攻防一致(一拍子、後の先をとる)に極意があります。そこに鎌(十文字槍)を駆使した多様な攻防を組み合わせることにより、江戸時代を通じて、無敵と謳われ、全国、そして一世を風靡しました。下に表した写真はその特徴を示した「冠受け(円錐により相手の攻撃をなやしながら攻めている)」と「引落(円錐の理で相手の突き出す力を後ろに流す)」です。
「円錐の理」による「攻守一致」
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相手の突き出す力を後ろに流す「引き落とし」
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