Hozoin-ryu sojutsu, the art of the spear

本物を体感する

真槍・拵(こしらえ)
完成された芸術作品

胤賀師ご子孫・山田家に伝わる宝蔵院流の十文字鎌槍
「摩利支天」と「八幡大菩薩」の文字が記されている。

十文字槍は、両横の鎌(両側)にも刃が付いており、突いても、薙いでも、鎌のように引いても攻撃できる画期的な武器として宝蔵院流の技ともマッチして一世を風靡しました。その真槍自体の魅力も高い上に、槍は拵え自体も芸術性が高く、螺鈿や漆などの細工が施され、その美しさと完成度の高さに魅了されます。また、武術として勝利を願うため、刃に摩利支尊天などを刻んだものも多く、当時の武人の心に触れることもできます。

槍の拵(こしらえ)

仲間とともに
競い合い成長する!!

春と秋に昇格審査

当流は奈良本部道場(裏面参照)、名古屋道場、東京道場のほか、ハンブルグ道場(ドイツ)、トロント道場(カナダ)と多くの道場で日々稽古を行っています。入門3ヵ月の間に「構え」「歩き方」「突き」「引落」「巻落」などの基本を学び、そして徐々に先輩たちと一緒に「型稽古」を始めていきます。
先輩や師範の先生方との型稽古により心を通わし、仲間と競い合いながら共に励まし成長していきます。一つまた一つと技を身に付けていく喜びを実感してもらえたらと思います。


令和3年度 興福寺奉納演武の様子

本物の技に触れる
大迫力!!

令和4年3月 特別展ポスター

発祥の地 奈良を中心に演武を奉納しております。演武会においては、流派代表をはじめ、免許皆伝や免許が中心となり、日々稽古鍛錬を重ねてきた伝統の技を披露します。空気を一変する(切り裂く)気迫と掛け声、そして、お互いの激しい攻め合いから繰り出される技の応酬。約470年の間、守り抜かれてきた伝統の技を肌で感じることができます。
このほか春日大社国宝殿で催された特別展「日本の名刀と武具」においては、花山院宮司との対談や演武を行うなど様々な魅力の発信にも力を注いでいます。