Hozoin-ryu sojutsu, the art of the spear

令和6年度総会を開催しました

2024年6月22日、奈良宝蔵院流槍術保存会は令和6年度の総会を開催しました。
当日は、令和5年度予算・令和6年度予算案、令和6年度事業計画案など5案を審議、いずれも原案通り満場の拍手で承認されました。

花山院会長(春日大社宮司)

花山院会長(春日大社宮司)は、保存会会員、伝習者に対し流派の未来を見据え、次のように語りました。
「日本の武道のなかで大きな影響力を持っていた宝蔵院流槍術ですが、刀や槍を持つことが無くなる時代となり、そもそも人々の生活から武道が離れるようになってしまいました。そうしたなか一般の方からは昨今、『映像』や『アニメーション』であるなど、ある種、文学的なものとして捉えられ、武道に心惹かれるようになってきたように思います。宝蔵院流槍術をやってみたい、続けてみたい、という方が広まっているのは大変、素晴らしいことで、皆さんには今後も日本の文化の一翼を担い、その歴史をつなげて頂きたい。その日々の研鑽は、先人からの積み重ねであり、未来への懸け橋でもあると思っています。この素晴らしい宝蔵院流槍術が発展し、皆さんそれぞれの研鑽によって素晴らしい人生がさらに進むことを祈念します」

駒喜多流派代表

また、総会終了後は、保存会役員、会員及び伝習者立ち会いのもと、本年度の昇格・昇級審査合格者に印可状・修得証が授与されました。