Hozoin-ryu sojutsu, the art of the spear

東京柳生会の先生方と合同稽古会

2025年3月15日 目黒区菅刈住区センターで
柳生新陰流兵法(東京柳生会)の先生方と合同稽古会を実施しました。

そもそも、柳生新陰流兵法の柳生宗厳と宝蔵院の胤栄の両師は「剣聖」と呼ばれた「上泉信綱」師(新陰流の祖)に弟子入りした兄弟弟子です。

永禄6年(1563年)胤栄は「五畿内一の兵法者」と呼び声が高い友人の柳生宗厳と共に、伊勢の剣豪大名、北畠具教の館「太の御所」(修行の旅をする剣客を保護・援助していた)に向かい親交を結びました。

その縁で「上泉信綱」師は「北畠具教」師に胤栄、柳生宗厳の存在を教えられ奈良・興福寺宝蔵院に向かい逗留されました。

永禄8年(1565年)4月、柳生宗厳に与えた印可状(現・柳生延春所蔵)
同年8月付で、宝蔵院胤栄への印可状(現・柳生宗久所蔵)があるそうです。

この縁を結んでくださった「北畠具教」師ゆかりの「北畠神社」での
『伊勢国司講社大祭(5月5日)』には今年もお伺いして演武を奉納する予定です。